理系パパのカメラ奮闘記

2児の父親。理系の視点でカメラを勉強します。

六義園でシグマ 30mm F1.4の試し撮りをしてきた

f:id:kenzoi:20181118171024j:image

試し撮りという裏目的を携えながら息子と六義園に行ってきた。

妻が自分の買い物をするついでに娘を連れ出すと言ったため、交渉成立である。

この六義園には良い被写体も多くあり、シグマ 30mm F1.4 DC DNの実力を十分に確認することができた。もちろん本体はα6000である。

 

 

 

 

F1.4は外でも雰囲気のある写真が撮れる

まずはF1.4の写真を掲載。調べてみるとAPS-C機のF1.4のボケはフルサイズでいうF2.0相当とのこと。

↓木を見上げた写真

f:id:kenzoi:20181119184326j:image

↓落ち葉をF1.4にて
f:id:kenzoi:20181119184257j:image

 

トップの写真もF1.4である。

見てわかる通り、よくボケるため初心者でも簡単に雰囲気のある写真が撮れる。

 

 

F1.4は被写体深度がかなり浅い

同じ被写体で開放側と絞り側も写りも比較してみた。

↓F1.4とF5.6の比較
f:id:kenzoi:20181119184504j:image

背景のボケは外撮りでもはっきりと違いがでる。子供を主役にという構図でも活きそうだ。

 

一方で注意点も顕在化した。

↓F1.4の中央~右側の木の実を拡大

f:id:kenzoi:20181119192637j:image

同じ木の実でもピントが合っている範囲が本当に限られていることがわかる。よく見ると拡大部の真ん中の木の実ですらピントがずれている。

つまりF1.4は被写体深度が浅いことから上手くピントが合わず、写真として失敗する確率が高まると言える。

 

さらに当日曇りの状況でもシャッタースピードがMAXの1/4000secに時々設定されていたので、外撮りで開放側を使うと露出過多となり白っぽくなるシーンが多いはずだ。NDフィルターを装着するという手法もあるが、 ここに手を出したら泥沼に入りそうで負けだと勝手に思っている。

初心者がネット情報をだけを頼りにA(絞り優先)モードでF1.4にすると、ピントずれまたは露出過多で痛い目を見そうだ。

 

絞っても画質に文句なし

こちらは絞った後の解像度がうんたらかんたらという眼を自分が持ち合わせていないので参考程度、絞っても文句なしの画質である。

↓F8の写真f:id:kenzoi:20181119192055j:image

 

 

持ち歩きには少し大きい

最後に重量とサイズに関して一言。

重量は全く重いと感じなかった。調べてみたらα6000がバッテリ込みで344g、シグマ30mm F1.4が265gとのことなので、本体+レンズで500mlペットボトル1個+αの重さということであり、 自分の感想も数値で納得できた。

 

サイズは正直ちょっと大きい。自分は撮影が主目的ではないため、 外にがんがん持ち運ぶにはちょっと躊躇する大きさであった。というか、機動性としてはキットレンズのSELP1650 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)が優秀すぎる。それを再確認した。単純な散策だと自分はシグマ 30mm F1.4ではなくキットレンズのSELP1650を選ぶと思う。

 

 

六義園は本当に素晴らしい場所であるf:id:kenzoi:20181119194133j:image

で、予想外の出来事。

六義園は想像をはるかに超えて素晴らしい場所であった。

駒込駅から徒歩数分で東京の喧騒から解放され、 和の世界が展開されるのだ。

↓落葉を撮影した場所
f:id:kenzoi:20181119194304j:image

↓伝統的な結び方らしい
f:id:kenzoi:20181119201408j:image

 

聞けば徳川綱吉の家臣である柳沢吉保が造園した大名庭園で、震災や空襲の被害をほとんど合わずに現在まで続いてきたとのこと 。徳川綱吉のお気に入りの場所でもあったらしい。

 

カルガモ?を眺める息子
f:id:kenzoi:20181119194442j:image

子供が飽きない施策を展開しつつ、また来ようと心から思った。