理系パパのカメラ奮闘記

2児の父親。理系の視点でカメラを勉強します。

Nikon Z50のピクチャーコントロールは優秀!

Nikon Z50にはピクチャーコントロールが数多く用意されています。

 

通常のピクチャーコントロールが8種類、クリエイティブピクチャーコントロールに至っては実に20種類!

 

今回はピクチャーコントロールの比較をしました。

結論から言うとNikon Z50のピクチャーコントロールは非常に優秀!

というか、オートが非常に優れた機能でした

 

 

そもそもピクチャーコントロールは操作したくない

僕が子供を撮影するとき、カメラを操作する項目としては絞り優先モードでのF値と露出補正くらいです。

理由は単純、設定を戻し忘れてしまうから。。。

絞りと露出補正ですら戻し忘れることがまれにあります。

物撮りなどで興味本位にALLマニュアルで設定を追い込むくらいで、あとは基本カメラ任せで撮影したい方です。

ですのでピクチャーコントロールSonyだとクリエイティブスタイル、Canonだとピクチャースタイル)は操作したくない項目の筆頭に挙げられます

 

ピクチャーコントロールの設定を戻し忘れるとこんな写真になる

パパママカメラマンの場合、被写体は圧倒的に子供が多いです。

だからと言ってポートレートモードにすればいいのかといえば話は別。

ポートレートモードで風景を撮影してしまうといわゆる眠たい絵になってしまいます

↓スタンダード

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ポートレート

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一方でスタンダードで人物を撮影してもそれほど悪くないのですが、若干肌の質感が粗い印象を受けます

↓スタンダード

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ポートレート

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 ↓拡大(スタンダード/ポートレート

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ポートレードモードの方が肌が滑らかに表現されているのが一目瞭然だと思います

別にスタンダードでもいいのではと言われるとそれで終了なのですが、せっかく撮影する子供の写真ですのでできればいい条件で映してあげたいです。

  

Nikon Z50の場合、オートにしておけば色合いや階調をカメラが自動的に調整してくれる!

 α6400だと今でもクリエイティブスタイルに悩んでいます。

スタンダードで撮影する場合の肌の質感が想像以上に粗い場合があるからです。

 

その点Nikon Z50は秀でており、ピクチャーコントロールをオートにしておけば色合いや階調をカメラが自動的に調整してくれます!

オートの説明はホームぺージ上で以下のように記載されています。

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引用:Nikon Z50マニュアル

これを念頭に実際に写真を用いて比較してみます。

 

人物撮影の実例

↓スタンダード

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 ↓オート

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↓拡大(スタンダード/オート)

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スタンダードだと荒っぽかった肌がだいぶ滑らかに表現されています。

ヒストグラムでもその様子が見て取れます。

  

風景写真の実例

↓スタンダード

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↓オート

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ヒストグラムは多少変化していますが、写真だけを比較してもほとんど見分けがつきません。

拡大すると青や緑が色鮮やかになっていましたが、個人的にはどちらでもいいかなという印象を受けました。

 

気になって他の写真でも比較してみましたが、同じ傾向でした。

つまりNikonのピクチャーコントロールは人物撮影という非常に表現が難しい被写体に対するお助けモード であるという印象を僕は受けました。

前述の通り人物撮影に特化した設定にしてしまうとそれ以外の被写体は中途半端な写真なってしまうし、かと言ってスタンダードモードだとちょっとかわいく映りづらいからです。

 

ピクチャーコントロール比較。オートV.S.ポートレート、オートV.S.風景

オートがこれだけ優秀だと、今度は専用のピクチャーコントロールとの違いが気になります。

よってオートV.S.ポートレート、オートV.S.風景を実行してみました。

 

オートV.S.ポートレート

↓オート

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ポートレート

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↓拡大(オート/ポートレート

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ポートレート設定の方が肌色の透明感がありますね

おそらく、肌色の輝度を持ち上げていると思われます(ヒストグラムを見てもそのような傾向) 

 

どちらがいいと問われればポートレート設定なのですが、個人的にはオート設定でも十分です(それよりはポートレート設定で風景を間違えて撮ってしまう方が怖い)。

 

オートV.S.風景

 ↓オート

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↓風景

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こちらも風景の方が色鮮やかになっていますが、極端な違いはありません

僕ならこれ以上追い込むのであればRAW現像するのでオートで十分です。

 

話は反れますがNikon Z50は本当に最近のトレンド通り(いわゆるインスタ映え)色鮮やかに表現してくれますね

 

まとめ

今回はNikonのピクチャーコントロールについて検証しました。

結論としてはオートが非常に優秀であるため、あえて変更する必要はないと個人的に思いました

カメラ内RAW現像もできるので、遊びたい方はそこで色々確認できます。

 

クリエイティブピクチャーコントロールもあるのでそちらの検証はまた別途