【検証編】EOS Kiss Mは人物撮影時の露出に注意しよう! 顔を認識すると露出が大きく変化する場合あり
Kiss Mは初心者向けであるがゆえに意外と癖があります。
ここでは1か月ほど撮影して特に気になった人物撮影時の露出について記述します。
顔を認識すると露出が急に上がる
この機種を使ったことがある人であれば、顔を認識すると露出が変化するのを実感しているかと思います。
でもこの機種特有かわかりませんが、顔の露出を優先するあまり写真全体のケアができていないシーンがまれに見受けられます。
例えば下の写真。
どうですか?
自分の率直な感想は「眩しい」です。
ヒストグラムを確認してみます。
顔に露出を合わせた結果、写真として明るい設定(ハイキー)になっているのが確認できます。
もっと困るのが子供が背を向けた場合と前を向いた場合で露出が思いっきり異なること。
お友達の顔を認識した途端、露出が+2程度ハイキーになっています。
そのまま「みてね」にアップロードすると前後の写真で相当違和感が生まれます。
Snapseedを用いて後から明るさを調整しよう
色々調べたり試したりしたのですが、顔認識によるAE(自動露出)は無効化できなさそうです。
マニュアル撮影を選択肢に入れないのであれば、出てきた写真を加工するしか手はありません。
RAW現像という手もありますが、お友達との記念というレベルであればおすすめはスマホアプリの「Snapseed」。
実際にSnapseedで明るさを調整してみました。
この明るさであれば違和感はありません。
顔認識による露出補正はほとんどの場合良い方向に動作する
ここまで聞くと「顔認識時に露出を変えるなんてことをしなければいいのに」と思った方もいるかもしれません。
でもそうも言いきれないところがカメラの難しさでもあります。
下の写真は顔を認識していない場合の写真。
背景の明るさのせいで子供が暗くなってしまっています。
これが顔を認識してカメラが勝手に露出を調整すると次のような写真になります。
顔を認識するだけでこんなにも写真の出来が異なるのです。
初心者にはシーンごとの露出の自動調整は 絶対的な正義!
素晴らしい機能だと思います。
個人的にはちょっとやりすぎなので、顔認識による自動露出オフか緩和ができるようにしてほしいんですけどね。。。
まとめ
今回はKiss Mで顔認識すると露出過多になる事象とその対策について書いてみました。
ただ繰り返しますが、ほとんどのシーンでは適正露出になります。
カメラに慣れてきた方にはちょっと物足りなく感じる(もしくは過剰な親切)かもしれませんが、本当に初心者に優しいカメラだと思います。
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