理系パパのカメラ奮闘記

2児の父親。理系の視点でカメラを勉強します。

【検証編】結局のところα6400とEOS Kiss Mどちらがおススメ?

Kiss Mを購入して1ヶ月が過ぎましたので、Sony α6400とCANON EOS Kiss Mのどちらがおススメか比較してみました

 

スペック比較は他のサイトで散々やられているので、ここではパパカメラマンとして実際に使用した主観をメインに記載します。

繰り返しますが、ほぼ主観です。

 

 

サイズ感の違いは気にならない

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まずは荷物の多いパパカメラマンには重要なサイズ感の比較です

「いい性能のカメラを買ったけど、重くて大きくていつの間にか持ち出さなくなってしまった」という口コミを見たのは1回や2回では足りませんし、自分も一眼レフを見た時にそう感じました。これを毎回持ち出すのはしんどそうだな、と。

 

というわけで比較します。

■α6400 

 大きさ:120.0(幅) x 66.9(高さ) x 59.7 (奥行)mm

 重量:約359g

■EOS Kiss M

 大きさ:116.3(幅)×88.1(高さ)×58.7(奥行)mm

 重量:約351g

注目すべきは高さ方向。EVF(電子ビューファインダー)のデザイン違いによりKiss Mの方が約2cm高いです。

 

とは言え実際に何回も外に持ち出した身としては「サイズに関してはそれほど違いがない」というのが率直な感想。

どちらも外に持ち出すのにそれほどためらうことのないサイズ感です

 

 

色味はKiss M

実際に比較してみましょう。

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どちらがα6400でどちらがKiss Mかわかりますか?

・・・

正解は上がα6400で下がKiss Mです。

 

以前も比較したことがあるのですが、 子供を健康的で可愛く映す確率が高いのはKiss Mですα6400もいい意味で透明感がある写真を出してくれるのですが、「健康的」かと問われればちょっと異なります。

 

個人的な意見ではありますが、色味がいいのはKiss Mです。

 

 

高感度耐性に強いのはα6400

室内で撮影する場合、フラッシュなしだと普段使いでもISO感度が3200や6400に行く場合も結構あります。

 

代表例としてISO感度3200で比較してみました。
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スマホの画面では違いがわからないかもしれません。

拡大してみましょう。


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明らかに差がありますね。左はまだ瞳の輪郭が比較的しっかり描写できているのに対し、右はすでにノイズ処理のためにぼやけてしまっています

 

ここで再びクイズ。どちらがα6400で、どちらがKiss Mかわかりますか?

 ・・・

正解は左がα6400で右はKiss Mです。

同じように比較したところ、ISO感度6400はもちろん1600ですら明確に差がありました。

 

室内でもノイズが抑えられたきれいな写真を撮りたいのであればα6400です

 

 

オートフォーカス性能は圧倒的にα6400

まず始めに宣言しておきます。

Kiss Mのオートフォーカス性能が悪いとは思いません。

瞳AFは正直あまり使えませんが、それでも顔認識機能やAF-Cモードでの追随性能にそれほど不満もありません。

 

が、一度α6400を使ってしまうとその差に愕然とします。

α6400の「世界最速0.02秒」は誇張が入っているとは思いますが、伊達ではありません

おすすめは「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」の組み合わせ。

自分の子供をリアルタイムトラッキングで一度追従しておけば、 前を向いたら瞳にピント、 後ろを向いていてもピントが合い続けるといった理想的な使い方ができます。

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子どもが前を向いたら瞳にピント合わせ

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子どもが後ろを向いてもタッチした場所にピント合わせ

P.S. この人形には瞳AFできました。カメラが凄いのか、人形が凄いのか。。。


ちなみにα6400についている「動物瞳AF」も近所の猫で試してみましたが、こちらもすごい機能でした!

動く子供にもピントを合わせたいのであれば有無を言わさずα6400です

 

 

Kiss Mはバリアアングル、α6400はチルト式

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どちらも自撮りOK!

 

液晶に関してですが、KIss Mがバリアアングル式に対しα6400はチルト式になります。ちなみにどちらも自撮りが可能になっています。

自分の用途としては 正直それほど差がないのですが、例えば縦構図で地面すれすれで撮影したいといった場合にバリアアングルの優位性が出てきます。

 

操作性はKiss M

操作性はKiss Mに軍配が上がります。

正確に言うと、ユーザーフレンドリーな操作性はKiss Mが上です。

 

α6400も慣れれば問題ないのですが、少し細かい操作をするためには何をするにも一度メニューから探す必要があります。

正直意味不明なところはタッチパネル対応なのに、 いまだに操作設定がタッチパネルでできないということ。正直ストレスが溜まります。

 

一方でKiss Mは見えているものをタッチパネル上で押せば説明書なしでもとりあえずやりたいことにたどり着けます。

ターゲットが子持ちのママであることが明確にわかります。

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Kiss Mはモード切替時の説明も丁寧

 

ユーザーフレンドリーな操作性は明らかにKiss Mの方が上です。

 

 

細かい性能はα6400

Kiss Mはα6400と比べてしまうとちょっとずつ足りない機能があります 。

基本的にはそれほど気にならないのですが、パパカメラマンとして特に痛いのはKiss MはUSB給電ができないこと。

旅行時に予備のバッテリや専用の充電器を持っていく必要があるので、無駄な荷物が増えます。

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α6400はUSB給電可能

 

 

結局のところどちらがお勧め?
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α6400です!

この機種のオートフォーカス性能はちょっと凄すぎます

子ども撮影時の歩留まりが明らかに高くなりました。

というより、 Kiss Mを使用してみてα6400がいかに過酷な条件でピントを合わせてくれていたのかを再確認させられました。

Kiss Mも過去持っていたEOS M3に比べると性能自体は格段にかなり上がっているんですけどね。

 

高感度耐性やUSB充電を始めとして、細かい機能性能は正直に言ってα6400の方が上です。唯一細かい操作性だけは何とかしてほしいのですが。。。

 

個人的にはα6400をお勧めしましたが、Kiss Mを選んでも全く後悔しないと思います!

いや、これ実際に1ヶ月ほど使用してみての実感です。

それくらいKiss Mも素晴らしいカメラです。

時代は変わりました。

 

 

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