理系パパのカメラ奮闘記

2児の父親。理系の視点でカメラを勉強します。

カメラのキャッチコピーを調べたら面白い結果になった

最近Nikon Z50のレビューを行いました。

kenzoi.hatenablog.com

 

その中で思ったのは、「このカメラはキャッチコピーが作りづらいだろうな」ということ。

世界最小最軽量でもなく世界最速でもないので何を軸に売り出していいのかがわからない、その割にはカメラ自体は素晴らしく良い出来だというとんでもカメラだったのです。

 

そこで興味本位で他のカメラも含めキャッチコピーを調べてみたところ、結構面白い結果になりました。

 

 

Sony α6400の場合

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引用:カタログ

君の「瞳」、ずっと離さない、逃さない

これはわかりやすいですね!

瞳AFという機能性能に絶対の自信を持ったキャッチコピー

何も文句はありません。あっぱれです。

 

 

 

CANON EOS Kiss Mの場合

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引用:カタログ

KISS is my life.

これはある意味最強です。

機能性能には一切言及せず、最強エントリーカメラであるKISSシリーズであることをシンプルに押し出しています

下手に機能性能を語るよりよほど効果的。

実際使ってみてもKISSシリーズとして納得の使い勝手だし、これはCANONさん以外は作れないキャッチコピーですね。

 

  

 

FUJIFILM X-T30の場合

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引用:カタログ

the little GIANT

小さな巨人、格好いいですね。

小さくても大きなカメラを喰ってしまえるほどの魅力にあふれているカメラなのだということがよくわかります

だめですね、カタログみると欲しくなってきます。。

 

 

 

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIの場合

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引用:カタログ

君の笑顔が、パパとママを名カメラマンにする。」 

僕は好きです。

「君の笑顔」というコトに焦点を当てているように見せかけて、最後には「名カメラマンにする」ということでモノであるカメラに焦点を当てなおす

これは巧みだと思います。

このカタログはカメラに興味がなくても手に取ってしまいそうですね。

 

OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D E-M10 MarkIII ボディー シルバー

OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D E-M10 MarkIII ボディー シルバー

  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

Panasonic LUMIX GX7 MarkIIIの場合

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引用:カタログ

ストリートフォト一眼」 

もはやこれ以上のキャッチコピーはありません。

ストリートフォトで使ってください。以上。

はじめにこのキャッチコピーありきでカメラを設計したとしか思えないしっくり感。

ただただ脱帽です。

 

 

 

Nikon Z50の場合

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引用:カタログ

描きたい毎日がある

どう思います?

「描きたい毎日があるんだ。それは良かった。だから何?」と思ってしまいました(あくまで個人の感想です!)

 正直全くピンと来ませんでした。

 

あまりにも納得できなかったので他の国のカタログでも同じように謳っているかを確認しました。

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引用:カタログ(USA版)

THIS IS MY WORLD

これで良くないですか?

Nikon Z50というカメラのキャラクターを考えてもしっくりきました。

他人にどう思われようと僕らが考える答えはこれだと出してきたカメラがNikon Z50なのです。

「これが僕ら(Nikon)の最適解だ」というNikon Z50を持ち出し、「これが僕の世界だ」という写真を紡ぎだす

 

いいですねー素晴らしいです。

いや、何よりも素晴らしいのはZ50そのものですが、その魅力がちょっとでも伝わるキャッチコピーだと思えました。

 

 

 

まとめ

今お気に入りなのがNikon Z50なので思い切り逆ひいきしているのは無視していただくとして、単純にキャッチコピーが好みだったのはOLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIでした。

いずれにせよコトでモノを売ろうとする昨今にあってそれでも瞳AFという性能を前面に押し出したSonyに対してはゆるぎない自信が感じ取れたし、KISSシリーズであるということだけを謳ったCANONには驚愕しました。

キャッチコピーだけを見てもSonyCANONの2社は強いですね、さすがです