【α7Ⅲ×α6400】フルサイズとAPS-Cでボケ量を比較してみた
こんにちは。
フルサイズとAPS-Cの比較でよく話題になるのは高感度耐性もさることながら、ボケの大きさです。
そこで今回はフルサイズのα7ⅢとAPS-Cのα6400を用いてボケの大きさを比較してみました。
↓フルサイズカメラのα7Ⅲ
↓APS-Cカメラのα6400
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結論から申し上げるとやはりフルサイズの方がボケると言っていいかと思います。
奥歯にものが挟まったような言い方をしている理由は記事を見ていただければ。
- 同じ焦点距離のレンズを用いた場合、APS-Cの画角が狭くなる
- 同じ画角になるようにフルサイズの写真をクロップするとボケ量は変わらない
- 被写体の大きさを揃えてボケ量を比較しよう。でもちょっと待って!
- 被写体の大きさを揃えるとボケはフルサイズのほうが大きい
- まとめ
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同じ焦点距離のレンズを用いた場合、APS-Cの画角が狭くなる
では早速比較です。
同じ場所から同じ焦点距離のレンズを用いて撮影しています。
レンズはSEL55F18Zとしました。
見てわかる通りAPS-Cの画角が狭くなっています。
これはカメラを持っている方なら自明の理かもしれません。
同じ画角になるようにフルサイズの写真をクロップするとボケ量は変わらない
では同じ画角になるようにフルサイズの写真をクロップしてみます。
どうでしょうか?
ボケ量は変わりませんよね?
こちらは作図してみれば理解しやすいと思います。
同じ条件であればフルサイズとAPS-Cのボケ量は何ら変わることはありません。
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被写体の大きさを揃えてボケ量を比較しよう。でもちょっと待って!
カメラとして考えた場合、被写体の大きさを揃えたうえで背景のボケを比較するべきです。
ということで被写体の大きさを揃えるようにAPS-Cのカメラの場合は後ろに下がって撮影しました。
それが以下になります。
被写体の大きさを揃えています。(カメラサイズマターで高さが異なっているのはご愛敬。。)
被写体の大きさを揃えた結果、APS-Cの背景のサイズが大きくなっています。
これも作図するとわかります。
被写体のサイズが一致するように結像させると背景の大きさが(相対的に)変わっています。
被写体の大きさを揃えるとボケはフルサイズのほうが大きい
ということでサイズの多少の違いはありますが背景のボケを一覧にして比較しました。
フルサイズとAPS-CをF2.0/4.0/8.0と2段飛ばしで掲載しています。
見てわかるのは
・フルサイズの方がボケる
・ボケの差は2段以内である
今回は被写体の大きさを合わせましたが、検索した場合によく出る比較は「画角を合わせた場合」の概算ですのでそのまま当てはまりません。
(同じ画角→焦点距離1/1.5倍→F値0.66倍で同じボケ量という計算というよりは概算。実際は結像する場所が変わるので単純に上記概算とはならない)
まとめ
今回は被写体の大きさを合わせたうえでフルサイズとAPS-Cのボケ量を比較してみました。
何を基準にするかで変わってきますが、一般的な表現としては「フルサイズの方がボケる」と断言していいと思います。
条件によりますが、ボケ量としては1~2段程度の違いでしょうか。
いずれにせよ作図だけで説明するのは限界があるので、時間があれば今度は数式ベースで語ります。
P.S.
作例に用いたのはマクドナルドのハッピーセットについていたリカちゃんです。。
このようなおもちゃがどんどん増えるんだけど、世のパパママさんはどうしているんだろう。