【検証編】露出補正はやはり必要!カメラのオート任せだとこんなに差が出る
この前の鉄道博物館に行った時のことです。
カメラ任せに写真を撮ったらひどく明るい写真になってしまいました。
どうでしょうか? ぱっと見だと特に明るいとは思わないのではないでしょうか?
でも自分が露出を合わせたかったのは子供であり、プレートです。
ここで露出を合わせたかった子供を拡大してみます。
顔が白っぽくなってしまい露出過多です。
でもカメラはそんなことは知らず、露光設定によりますが基本的には全体的に露出を合わせるだけだったりします。このようなカメラの特性を知らないとその場でおろおろするだけでせっかくの思い出が綺麗に残せないことになりかねません。
つまり撮影時もしくはRAW現像時に自分にとっての適正露出を設定するうえでカメラにとっての適正露出を知っていることが非常に重要だと個人的に思います。
もちろん自分のような初心者に対する話であり、すべて基本マニュアルで設定していますという人は別です。
カメラの適正露出はグレーである
これ知っていましたか?正確には「18%グレー」なのだそうです。
私が目にしたとき最初は狐につままれたような気がしましたが、言われてみれば確かにそうです。カメラは明るいものは暗く、暗いものは明るく映そうとします。(カラーがあるため正確ではありませんが)言い換えてみると白いものはグレーに、黒いものもグレーに映しているわけです。
黒と白の画用紙で実験してみた
言われっぱなしも何なので、実際に実験してみました。
ダイソーで白と黒の画用紙を買ってきました。
機材は「α6400」とマクロレンズである「SEL30M35」。絞り優先モードでカメラに露出を選択させます。こういう時にもマクロレンズは便利ですね。
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まずは黒い画用紙と白い画用紙を同じ面積になるように映します。
これですと黒の画用紙は黒に、白い画用紙は白に映っていますよね。
至極当たり前の事象です。
続いて全く同じ条件で黒い画用紙のみを映します。
どうでしょうか?黒い画用紙にも関わらずかなりグレー寄りになっているのがわかるでしょうか?
最後に白い画用紙のみを映します。繰り返しますが、他は全く同じ条件です。
こちらも白い画用紙にも関わらずグレー寄りになっています。というか、最初に白い画用紙と言われなければ元が何色なのかわからないレベルです。
ということで検証結果を一枚にまとめるとこうなります。
何度も繰り返して申し訳ありませんが露出はすべてカメラ任せです。
知ってはいたのですがここまで差が出るのですね。
でも白い画用紙と黒い画用紙を一緒に映した方が適正露出かといえばそうは一概に言えないところがカメラの面白いところで、例えば白と一緒に撮影した場合の黒は純然たる黒で、そこにはほとんど諧調が存在しません。もし黒を利用してフィルム時代の粒状感を表現したいということであれば、黒い画用紙のみで撮影した場合の方がむしろ適正露出ということになります。
主役である子供やプレートが露出過多だった理由は真っ黒な蒸気機関車と一緒に撮影していためである
結論ありきでしたが、画用紙を用いて実際に実験することにより再認識することができました。真っ黒な蒸気機関車と一緒に撮影していたため全体が持ち上がって露出過多となっていたわけですね。
ということでアプリの「みてね」にアップしたのは露出補正をー1して2回目に撮影した写真です。とはすんなりいかず、、、結局1回目の写真がRAW現像で救った状態で採用されました。
だって2回目の写真だと息子がふざけているんですもん!
まあこれも面白いと言えば面白いんですけどね。。
それにしても鉄道博物館また行きたいですね。
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