【検証編】盛大なパープルフリンジが出たシチュエーションとその対応1/2
正直に言って、これまでパープルフリンジをあまり気にしていませんでした。
その理由はパープルフリンジに鈍感というだけでなく、被写体が子供中心のためそもそもパープルフリンジが出るシチュエーションでそれほど撮影していないというのが大きかったです。
しかしこの写真を見てください。
ƒ/4 1/125 21mm ISO100
自分の状況としては子供と公園に行く途中で近所のお寺の梅が綺麗だと慌てて撮ったものになります。ということで、片手撮影、F値開放(F4.0)、露出はカメラ任せ(さすがに露出を変えたものを再度撮影しましたが、今回は例としてカメラ任せの写真)。
結構カメラ泣かせのシチュエーションだな。。明暗はっきりしてるし、逆光気味だし、曇りだし、と家でLightroom CCで開いてびっくり!
ちょっとこのパープルフリンジ凄くないですか?
「レンズプロファイル」の「色収差を除去」を選択してもこのレベルです。ほとんど除去されていません。
この写真は「α6000」「SEL1670Z」で撮影していたのですが、初心者の自分はSEL1670Zは高いわりに周辺の描写はとんでもなくヘタなのだと思ってしまいました。。
ソニー SONY 標準ズームレンズ Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ソニー Eマウント用 APS-C専用 SEL1670Z
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そもそもパープルフリンジとは何でしょうか?Wikipediaで調べてみました。
「高輝度部分に隣り合った低輝度部分に紫色やマゼンタ色の偽色が出る現象のことである」
まあプリズムみたいなものですね。
さらに調べてみたところ、パープルフリンジが出やすいシチュエーションは以下です。
・前景と背景のコントラストが高い(特に白飛び時)
・F値開放付近
・写真の周辺
もうすべての条件が揃っていますね!
F値開放付近で出やすいとは知っていたのですが、前述の通りほとんど出くわしたことがなかったのでまさかこんなになるとは思わずに軽視していました。
ということで本当に上記シチュエーションで出やすいのか検証してみました。
検証編、および対応は次回。
今回言いたかったのは、パープルフリンジをなめると痛い目に合うということです。