理系パパのカメラ奮闘記

2児の父親。理系の視点でカメラを勉強します。

jpeg補正 vs. raw現像

オリンパスの絵作りのお陰(せい)で再びraw現像に取り組んでいる。

初心に返り、raw現像の効果を改めて検証してみた。

 

材料は上野動物園、長女が生まれた次の日に赤ちゃん繋がりで長男とパンダのシャンシャンを見に行った時の写真である。

 

まずは白飛び系。左上にヒストグラムを載せたものをプリントスクリーン形式で表示させた。

 jpeg
f:id:kenzoi:20180506074104j:image

顔に合わせて露出を+1.0補正したら背景が豪快に白飛びしている。自分は動き回る子供相手だと設定を失敗したままシャッターを押す場合が結構あるのだが、その分かりやすい例である。条件を合わせるためにlightroomのオート設定での補正とした。

 

jpegからの補正
f:id:kenzoi:20180506075442j:image
f:id:kenzoi:20180506082220j:image

 raw現像での補正
f:id:kenzoi:20180506080908j:image
f:id:kenzoi:20180506082243j:image

比較するとかなり違う。rawもひどいがjpegは見れたものではない。ヒストグラムに注目するとjpegは白飛び部が不自然に左にスライドしていることがわかる。

 

続いて黒潰れ系。

jpeg
f:id:kenzoi:20180506105403j:image

こちらもパンダに合わせた結果室内の人達は暗くなっている。ちなみにここで写っているパンダはシャンシャンではなくお母さんのシンシンである。

 

jpegからの補正
f:id:kenzoi:20180506131047j:image
f:id:kenzoi:20180506134913j:image

raw現像での補正

※ノイズ低減は+15

f:id:kenzoi:20180506131151j:image
f:id:kenzoi:20180507042107j:image

jpegの方が多少紫掛かっているが、白飛び補正ほどの違いはない。むしろノイズ低減が+15でいいのかという別の悩みが出てくる。

 

結論。明るさ補正に関しては白飛びさえ気をつければ初心者はjpeg補正の方が失敗が少なそうということがわかった。"失敗が少なそう"というのはノイズ低減を設定しないままとか、逆に補正しすぎてのっぺりとした現像をするリスクが少ないということだ。

せっかくなので色温度を変えた場合もやってみたい。