【物理編】F値を大きくすると画質が良くなる
再びレンズとしての物理学。
F値を大きくすると画質が良くなるよ。
これはよく言われる。風景写真でF22などの大きな値がが選択されているのを見ると、そんな値を使おうと検討すらしたことがない自分にとっては驚きだったりする。
が、これも物理的な振舞を整理すれば、F値を大きくすると画質が良くなるのは当たり前なのがわかる。
中学で習うレンズの作図を示す。
レンズを通過した光は実像となって姿を現す。
中学のテストではこれでよいが、実際はこんな理想的な振舞にならない。
図の通り、実際のレンズは収差や周辺減光が発生する。
周辺減光とはその名の通り写真の周辺が暗くなる現象であるが、収差とは何だろうか。
収差とは理想的な結像からのずれ(色づき、ボケ、ゆがみ)を指す。ここは自分の苦手分野で数式的なアプローチは避けるが、レンズの端に行けば行くほど収差影響が大きくなることは感覚的に想像できる。
つまり、レンズを絞れば周辺減光も収差も抑制でき、画質が良くなると言える。
とりあえず自分のα6400でここら辺を勉強しようと思う