【カメラ基礎】F値(絞り値)と明るさの関係について改めて知ろう(定性的)
皆さん、F値(絞り値)について理解していますか?
私がカメラを購入して最初にはてなマークが頭に浮かんだのはF値です。
私の場合は理系脳が入っているので「なんでこんなところで常用対数が出てくるんだっけ?」という疑問でしたが。。
そこで今回はF値と明るさについてできる限りわかりやすく説明します。
実は以前の記事でもF値について記載したものはあるのですが、今見るとちょっとわかりづらいところがありました。
↓過去記事
ですので、今回はマンガ絵を使いながら特に定性的な説明を補足します。
この記事は定性的な説明です。
「レンズ口径」が大きい方が明るいレンズである
皆さんは虫眼鏡で紙を焦がすとしたら、大きい虫眼鏡と小さい虫眼鏡のどちらを使いますか?
ほとんどの人が大きい虫眼鏡と答えると思います。
図示したとおり、大きい虫眼鏡のほうがより光を集められるからに他なりません。
このようにレンズの大きさに関しては感覚と合致しており、特に悩むこともありません。
ちなみに「より光を集められる」というのはとどのつまり「明るい」ということです。
整理するとレンズ口径が大きい方が明るいレンズとなります。
「焦点距離」が短い方が明るいレンズである
続いて最初は腑に落ちない焦点距離の話です。
でもこれは、カメラを持っている方ならむしろ感覚的に理解できるところかもしれません。
焦点距離を短くすると画角は広くなりますよね?
つまり単純に焦点距離が短いとより広範囲の光を集められるということです。
先ほどと同様で、「より広範囲の光を集められる」というのは「明るい」に他なりません。
整理すると焦点距離が短い方が明るいレンズとなります。
F値はレンズの明るさの指針であり、「焦点距離」を「レンズ口径」で割ったもの
ここからが本題です。F値とは何でしょうか?
F値はレンズの明るさの指針です。
そのために先に説明した「レンズ口径」と「焦点距離」を組み合わせてF値を算出しています。
具体的には
となりますが、ここは定性的な説明にとどめるため式はここだけです。
先の説明で焦点距離が小さい方が明るい、レンズ口径が大きい方が明るいと説明しましたが、式を見ればF値が小さいほど明るいレンズであるということがわかると思います。
まとめ
今回はF値(絞り値)と明るさの関係に関して定性的に説明しました。
レンズ口径はまだしも、焦点距離に関してはなかなか腹落ちしないんですよね。
今回記事に再度書き起こしたのも、実は私自身が焦点距離と明るさの関係について腹落ちしていた個所を忘れてしまったからです。
それでは2021年も始まりです。
大人になると年を取るのもあっという間ですね。。
※年末年始で暇なのだけれど、コロナで遊びにもあんまり行けないし、カメラもあまり持ち出せない。。